Q.ふと思ったんですが、なぜ日本の競馬場は
右回りの馬場の方が多いのでしょうか。 人間のトラック競技は全て左回り、直線だけで行う
100m競走などもそれに準じてます。 野球でもダイアモンドを左回りで走ります。
競輪も競艇も左回りです。
砲丸投げなどでも、選手自身が左回りに回っています。
右回りに回る選手というのは居ないような気がするのですが。 思うにこれは、圧倒的にその方が走りやすい(回りやすい)
という永年の経験則から生まれた習慣、というのか、
ルールなのではないでしょうか。 そうなると馬も同じ地球上の自然のリズムの中で生きている以上、
左回りの方が走りやすいのが当たり前ではなかろうか、
そんな風に思うんですが、いかがなもんでしょう。 右回りの競馬場の方が多いのには何か理由があるのでしょうか。 (愛知県/あらまさ) A.日本人という民族は、動物を見る時に、頭を左に置いて
「正面」としています。 「皿の上への魚の置きかた」などが例として挙げられます。 競馬場のコースは、バックストレッチは「向正面」、そして
ホームストレッチが「正面」ということになっています。
競馬という競技において最も重要な、ゴール板があるから
でしょう。 馬が走る競馬場で、生身の人間が走ることはありません。
走るのはウマです。人間は、スタンド(昔は無かったかも?)
からそれを見るのです。 ですから、ゴール地点で馬の頭が左になるように、
右回りの競馬場ができたのではないでしょうか。 欧米には「動物は頭が左」という習慣がないことと、
競馬は「馬と人間が一緒に走るもの」、という考え方から、
ヒトが走りやすい左回りの競馬場ばかりになっているのだ
と考えられます。(P)
☆新しい質問も募集しています。
↓のりぶぅ製作「高崎競馬大学2004」へ!
http://reimari.jp/~wind/noribuu/keiba/keiba04.html
|